電圧源と電流源の相互変換

電気回路

この記事では電気回路で用いる電圧源と電流源の相互変換について説明をします。
複雑な電源回路網を解析し、単純な等価回路に変換することができるようになります。
コツが分かれば難しくないのでぜひ覚えましょう。

【まとめ】
最初にまとめです。
テブナンの定理で電流源を電圧源に変換できる

テブナンの定理は電源を有する任意の2端子回路網を等価抵抗と等価電圧源に置き換えるものです。
2端子回路網には電流源も含まれるため、電圧源への変換が可能です。

ノートンの定理で電圧源を電流源に変換できる

逆に、ノートンの定理は電源を有する任意の2端子回路網を等価コンダクタンスと等価電流源に置き換えるものです。
2端子回路網には電圧源も含まれるため、電流源への変換が可能です。

電圧源と電流源の相互変換は交流でも成り立つ

テブナンの定理とノートンの定理は交流でも成り立つため、電圧源と電流源の相互変換も交流で成り立ちます。

電圧源と電流源の相互変換で何ができるのか

テブナンの定理とノートンの定理は中身が未知の回路網において、出力特性が既知である場合に等価回路に変換できるというものです。

これに対し、電圧源と電流源の相互変換は、中身が既知の回路網において、出力特性が未知である場合に、出力特性が既知である等価回路に変換することを可能とします。

その他

電気回路全般については以下をご覧下さい。

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