この記事ではAIの利活用原則を取り扱います。
AIの利活用原則とは何か、解説しているガイドラインの存在、原則の内容について説明します。
AIの利活用原則とは
AIの利活用原則は、AIの便益の増進及びリスクの抑制のため、利活用において留意することが期待される原則を政府がまとめたものです。
2018年に「AI利活用原則案」がまとめられ、2019年には「AI 利活用原則」として整理した上で、それぞれの原則についての解説をとりまとめたものとして、「AI利活用ガイドライン」が作成されました。
AI利活用ガイドライン
AI利活用原則は総務省が公開している以下のAI利活用ガイドラインに記載されています。
AI利活用ガイドラインの構成は以下の通りとなっています。
- 目的
- 基本理念
- 関係する主体の整理
- AI利活用原則
- 一般的な AI 利活用の流れ
- AI 利活用原則の解説
- AI 利活用原則を考慮すべきタイミング
AI利活用原則の内容
AIの利用者が留意すべき原則として、以下の10項目が定められています。
① 適正利用の原則
利用者は、人間と AI システムとの間及び利用者間における適切な役割分担のもと、適正な範囲及び方法で AI システム又は AI サービスを利用するよう努める。
利用者は、人間と AI システムとの間及び利用者間における適切な役割分担のもと、適正な範囲及び方法で AI システム又は AI サービスを利用するよう努める。
② 適正学習の原則
利用者及びデータ提供者は、AI システムの学習等に用いるデータの質に留意する。
利用者及びデータ提供者は、AI システムの学習等に用いるデータの質に留意する。
③ 連携の原則
AI サービスプロバイダ、ビジネス利用者及びデータ提供者は、AI システム又は AI サービス相互間の連携に留意する。また、利用者は、AI システムがネットワーク化することによってリスクが惹起・増幅される可能性があることに留意する。
AI サービスプロバイダ、ビジネス利用者及びデータ提供者は、AI システム又は AI サービス相互間の連携に留意する。また、利用者は、AI システムがネットワーク化することによってリスクが惹起・増幅される可能性があることに留意する。
④ 安全の原則
利用者は、AI システム又は AI サービスの利活用により、アクチュエータ等を通じて、利用者及び第三者の生命・身体・財産に危害を及ぼすことがないよう配慮する。
利用者は、AI システム又は AI サービスの利活用により、アクチュエータ等を通じて、利用者及び第三者の生命・身体・財産に危害を及ぼすことがないよう配慮する。
⑤ セキュリティの原則
利用者及びデータ提供者は、AI システム又は AI サービスのセキュリティに留意する。
利用者及びデータ提供者は、AI システム又は AI サービスのセキュリティに留意する。
⑥ プライバシーの原則
利用者及びデータ提供者は、AI システム又は AI サービスの利活用において、他者又は自己のプライバシーが侵害されないよう配慮する。
利用者及びデータ提供者は、AI システム又は AI サービスの利活用において、他者又は自己のプライバシーが侵害されないよう配慮する。
⑦ 尊厳・自律の原則
利用者は、AI システム又は AI サービスの利活用において、人間の尊厳と個人の自律を尊重する。
利用者は、AI システム又は AI サービスの利活用において、人間の尊厳と個人の自律を尊重する。
⑧ 公平性の原則
AI サービスプロバイダ、ビジネス利用者及びデータ提供者は、AI システム又は AI サービスの判断にバイアスが含まれる可能性があることに留意し、また、AI システム又は AI サービスの判断によって個人及び集団が不当に差別されないよう配慮する。
AI サービスプロバイダ、ビジネス利用者及びデータ提供者は、AI システム又は AI サービスの判断にバイアスが含まれる可能性があることに留意し、また、AI システム又は AI サービスの判断によって個人及び集団が不当に差別されないよう配慮する。
⑨ 透明性の原則
AI サービスプロバイダ及びビジネス利用者は、AI システム又は AI サービスの入出力等の検証可能性及び判断結果の説明可能性に留意する。
AI サービスプロバイダ及びビジネス利用者は、AI システム又は AI サービスの入出力等の検証可能性及び判断結果の説明可能性に留意する。
⑩ アカウンタビリティの原則
利用者は、ステークホルダに対しアカウンタビリティを果たすよう努める。
利用者は、ステークホルダに対しアカウンタビリティを果たすよう努める。
その他
法令・社会動向全般については以下をご覧下さい。
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